新しいグラボ、性能出てない?原因はBIOSかも【J-Oneサポート事例】

2025/10/30 ブログ
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こんにちは!調布市でパソコン・スマホのサポートを行っているJ-Oneの杉田です。 当店ではパソコンの修理や組み立て代行も承っており、特に「グラフィックボード(グラボ)」の交換は人気のカスタムです。

しかし、パーツ交換には思わぬ「落とし穴」があることも…。 先日、まさにそんなトラブルでご相談がありましたので、事例としてご紹介します。


 

症状:最新グラボに替えたのにFPSが伸びない!

 

先日、「RTX 5060」(※)を購入されたお客様から、組み立てパソコンの点検依頼がありました。 (※記事執筆時点の仮の型番です。最新のグラボとご理解ください)

もともと搭載されていた**「GT 1650」**からの乗り換えだったのですが、 「ゲーム(FPS)のフレームレート(滑らかさの指標)が全く伸びない」 「ゲーム自体は動くが、時々止まったり遅くなったりする」 というご相談でした。

 

点検:パーツは正常、でも性能が…

 

さっそく点検を開始しました。

  • CPU・メモリテスト → 正常

  • 負荷テスト → 正常

  • SSD (M.2) テスト → 正常 (交換したてとのこと)

CPUは第11世代のIntel Coreプロセッサ(8コア16スレッド)で、性能は十分です。 各パーツに異常は見当たりません。

そこで、たまたま近くにあった別のPC(Ryzen 8コア16スレッド搭載機)と動作を比べてみることに。 すると、決定的な違いが見つかりました。

  • Ryzen機: ゲーム中、GPU(グラボ)使用率が 90%以上 で動作

  • お客様のPC: GPU使用率が 50%以上にならない

CPUの使用率も50%程度で落ち着いています。 これは、CPUが処理しきれずにグラボが待たされている「ボトルネック」の症状とは少し違います。


 

原因と解決:古いBIOSが最新パーツの足を引っ張っていた

 

試行錯誤したのち、ある仮説に至りました。 「マザーボードの**BIOS(バイオス)**が古すぎて、新しいグラボ(RTX 5060)に対応しきれていないのではないか?」

BIOSとは?

BIOS (Basic Input/Output System) は、パソコンの「土台」であるマザーボードに搭載されている基本プログラムです。電源が入った時に、CPUやメモリ、グラボといった各パーツを認識し、OS(Windowsなど)を起動させる重要な役割を持っています。

お客様のPCのマザーボードは、第11世代CPUに対応しているものの、BIOSのバージョンが購入時のままでした。 そのBIOSが作られた「後」に発売された「RTX 5060」では、その性能を100%引き出すための情報がBIOS側に足りなかった、と考えられます。

そこで、マザーボードのメーカーサイトから最新のBIOSデータをダウンロードし、更新作業を行いました。

結果は…大成功です。 BIOSアップデート後、GPU使用率はゲーム中にしっかり90%以上に張り付くようになり、FPSも劇的に改善。カクつきや遅延も解消されました。


 

まとめ

 

最新のパーツに交換したのに性能が出ない時、原因はパーツの故障だけでなく、今回のような「BIOS(ソフトウェア)」の問題であることも少なくありません。

  • 新しいグラボに替えたけど、思ったより快適にならない

  • 自分でパーツを交換したら、うまく動かなくなった

  • BIOSのアップデートが怖い・やり方がわからない

そんな時は、ぜひJ-Oneにご相談ください。 あなたのPCトラブルを解決します!